一枚ものでも、接ぎ合わせでも、無垢の木で作られた板は、長い年月の間に確実に縮みます。幅1メートルもあれば 木の長さ方向はそれほど変わらないものの、幅方向に関しては 材種・木取り(柾目か板目)によって違いはあるものの1~2センチは小さくなります。夏は空気中の湿気を吸い込んで膨張して、冬は湿気を吐き出して縮む。この繰り返しをどのように扱うか?日本のみならず世界中で昔から木に携わる多くの先人達が智恵をしぼってきました。この駒止めも板と枠を止める一つの方法です。楕円に開けた穴の範囲で駒が動いてくれるので、板の動きを吸収してくれます。