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仕事 材料 旋盤用木材 日記

年輪

暑い季節になってきました。会社内では照明などは極力使わない様にし電気の消費は押さえる様にはしていますが、木材加工の際は200Vの大量の電気を消費してしまいます。とはいえ、木工機械が発明される前の様に全て手道具で仕事をする訳にも行かず、理想と現実のギャップは埋めがたいものだと感じています。  自然からの収穫物としての木材ですので基本的には水産物や農産物と変わらないわけで、僅かながらとはいえ放射能を蓄積しているのかな?と考えると何十年・何百年後の年輪の中に今は確実に刻まれて行っているのです。

上の写真は上野の国立科学博物館                                                              National Museum of Nature and Science,Tokyoにある屋久杉の輪切りのサンンプルの写真ですが、ずっと未来に同じような木材の輪切りがどこかの博物館に展示されてこれらの数字以外に括弧付きで『西暦2010年代の放射能の影響』などと表示されない様に今を考えたいと思います。

高層ビルが林立する現代社会 都心では掘ったて小屋を建てる土地を所有する方が贅沢な訳ですが、そもそもモダンデザインを美しいと感じる私たちのテイスト自体が変わって行かないと何を批判しても根本的には変わらないような気がしています。

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